手作りアクセサリー教室に通う生徒さんの作品です。
スカルのリングの額と顳顬(こめかみ)に漆を施しております。
「こめかみ」って変換して出てきた漢字初めてみました。
もう人生で使うことは無いかもしれません。
顳顬の部分にあるモザイク柄は螺鈿(らでん)と言います。
螺鈿というのは漆器などの用いられる装飾技法の一つです。
貝の内側を見たことがありますでしょうか?
貝の内側は真珠と同じように美しく虹色に輝いています。
貝の内側の真珠層を板状に取り出し漆と一緒にモザイク状に装飾していきます。
使われる貝殻にもいろいろあり、白蝶貝、黒蝶貝、あこや貝、アワビなんてのが聞いたことがある人も多いかと思います。
螺鈿に関しましては生徒さんが書籍などを参考に自分なりにやって見たみたいです。
かなり苦労されており。
最初は七宝などを使って見たりといろいろやって行き着いたのが螺鈿でした。
半年くらいはいろいろ悩んでやってたんじゃ無いか思います。
漆の表面にはレジンでコーティングをして強い光沢と強度を出しています。
カラベラの彫金教室に長く通う生徒さんは当教室では教えていない内容にもどんどん挑戦して面白いものづくりしています。
その情報は教室内で共有しておりまして、他の生徒さんの作品の可能性も広がっていきます。