シルバーのピアスをイヤリングに加工させていただきました。
基本的に溶接に関しましてはシルバーは問題ありません。
ただ溶接箇所に石やアクリルなど熱に弱い素材が使っていると変質や割れなどが生じます。
今回はパールが溶接箇所から非常に近くになるので一度取り外して加工後改めて取り付けています。
こういう加工は通常よりも高くなります。
良い機会なのでそう言った加工が高くなってしまう場合の説明をさせていただきます。
今回のピアスですとざっくりとですが3つのパーツに分かれます。
「1,星のパーツ」 「2,ピアス針」 「3,パール」
ものづくりにはある程度決まった手順がありまして、その手順から大きく外れることが出来ません。
このピアスの製作手順は、通常1+2で出来たパーツに3を取り付けています。
ってことは、2をイヤリング金具に変更する場合はまず3を取り外してから加工する必要があるのです。
修理の手間が増える分、加工賃も高くなります。
分解する際にはおそらく内部構造はこうだろうなとかこういう順番でこんな風に作ってるんだろうなと予測をつけて分解していきます。
当然ですが分解すること前提で作っているわけではなく分解の際にパーツを破壊して分解しせざるおえない場合もあります。
その場合は、致し方なく破壊した部分を改めて複製する必要もあります。
単純に商品で買った場合は「材料+組み立て」ですが
修理の場合は「分解+組み立て+複製とそれに伴う材料」になります。
材料が安価なものは必然的に購入時の価格よりも修理加工代は高価になってきます。
似たようなデザインや事例でもそう言った点から大きく料金が変わってくる場合があります。
はっきり言ってそんなのわからないことではあると思います。
物を見ないとハッキリとお答えできませんが物さえ見ればある程度のお話は可能です。
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